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ケイ素と水太り・むくみの関係

気温がだんだん高くなってきて、もうまもなく薄着で過ごす季節がやってきますが、薄着になると気になるのが体型です。特に、休暇を海やプールなどで過ごそうと考えている方にとって、これからお腹や二の腕、太ももなどの引き締めに力が入る時期ではないでしょうか。

オーソドックスなダイエット方法と言えば、摂取カロリーをおさえる、ジムに通って運動する、ジョギングやウォーキングをするなどです。脂肪燃焼を助けるサプリメントを利用する方もいるでしょう。そこに、ケイ素も加えることができるかもしれません。

ヒトの体内にはさまざまなイオンが存在

私たちの身体の中には、ナトリウムイオンや塩化物イオン、カリウムイオン、マグネシウムイオンなど、さまざまなイオンが存在しています。イオンとは電気を帯びた原子・原子団のことです。イオンには、正の電気を帯びたプラスイオンと負の電気を帯びたマイナスイオンの2種類があります。

ヒトの体内では、これらのイオンが細胞の中を行ったり来たりしてバランスをとりながら、身体を健康に保っています。

イオン交換が行われる仕組み

私たちが生きていくためには、細胞と細胞の間でイオンの交換が行われることが必要です。このイオン交換は、細胞膜にある「イオンチャンネル」と呼ばれる水門のような仕組みによって行われています。これが、細胞内外の電位差やイオン濃度の差を敏感にキャッチして、門を閉じたり開いたりしているのです。

また、イオン交換にはポンプと呼ばれる仕組みも活躍しています。その一つである「ナトリウムポンプ」は、細胞内のナトリウムイオンを排出してカリウムイオンを取り込むはたらきがあります。

イオン交換が滞るとむくみや水太りの原因に

イオン交換をするときには、細胞に必要な栄養素や酸素を取り込み、いらない老廃物や炭酸ガスを排出することも行われています。このイオン交換のはたらきが何らかの原因で滞ると、細胞内の水分バランスの調節がうまくいかなくなり、体内に余分な水分がたまりがちになってしまいます。

ケイ素には、ヒトの体内でイオン交換を活性化する役割があるのではないかと推測されています。ケイ素を体内に取り入れることで、滞っていたイオン交換が再び行われるようになり、むくみや水太りを解消させ、身体をスッキリさせる効果が期待されているのです。

ダイエットには、脂っこいものや甘いものを控え、カロリーを控えめにした食事や適度な運動を継続することがベストです。さらに、ケイ素を多く含む野菜や海藻類を食事に取り入れるようにすれば、さらなる効果が期待できるかもしれません。現代の日本の食生活では、ケイ素が不足しがちだと言われているので、食事でまかないきれない分はケイ素入りのサプリメントなどで補うのも良いでしょう。