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ケイ素のさまざまな使い道とは?

最近、ケイ素が「美のミネラル」として美容業界や健康食品業界から注目を浴びています。2017年4月27日付の健康博覧会の業界ニュースによると、2016年のケイ素を使った商品の市場規模は150億円に達するなど、ここ数年で急速に市場が拡大しました。また、シンガポールや香港などへの輸出も増えているため、今後もケイ素を使った商品の市場規模はますます拡大すると考えられます。(※1)

ケイ素はどう使えばいい?

ケイ素は水溶性のものが一番使いやすく、また身体に吸収しやすいため最適である言われています。水溶性ケイ素の最もポピュラーな使い道としては、水やお茶にまぜて飲む方法がありますが、飲用のほかにも水溶性ケイ素の使い道はいろいろあります。

では、水溶性ケイ素には一体どのような使い道があるでしょうか。詳しく見ていくことにしましょう。

ケイ素を料理に使う

まず、ケイ素の使い方として、さまざまな料理に使う方法があります。人参や大根を少量だけ使いたいとき、切ったところをそのままにしておくと切り口が酸化してしまいますが、水溶性ケイ素を水に混ぜて野菜の切り口にスプレーすると、切り口が酸化するのを防ぐことができます。

また、じゃがいもなど煮崩れのしやすい野菜を煮込むときに水溶性ケイ素を入れて煮込むと、ケイ素が野菜の表面の食物繊維であるペクチンと結合して野菜の中に水分を閉じ込めるため、荷崩れせずきれいな形のまま煮ることができます。肉の煮込み料理についても、煮崩れせず柔らかく煮ることが可能です。

また、魚介類などのなまものに水溶性ケイ素を薄めたものをスプレーすると、細菌が付着しにくくなって新鮮さを保つことができます。

ケイ素を身体に塗布する

水溶性ケイ素は水分子が非常に細かく、電子エネルギーの回転も速いため、お肌への吸収力が抜群です。水溶性ケイ素はお肌の内部に素早く入り込み、皮膚の細胞を活性化したり血行を良くするはたらきがあります。

たとえば、水溶性ケイ素を化粧水などに混ぜてお肌に塗布することで、皮膚を殺菌してにきびやアトピーなどの炎症を防ぎ、皮膚を正常な状態に保つことができます。また、水溶性ケイ素を希釈したものを髪や頭皮にスプレーしてマッサージをすると、頭皮の血行が良くなって健康な頭皮や髪を維持することが可能です。

以上のように、水溶性ケイ素には飲むだけではなく、料理に入れたり肌に塗ったりすることで体内に取り入れる方法もあります。また、食べ物に塗ることで酸化や腐敗を防ぐ効果も期待できるため、水溶性ケイ素は、身体にとっても食材にとっても有用なものであると言えるでしょう。今後も水溶性ケイ素は、その効用についてより一層注目されそうですね。

(※1)健康博覧会「【珪素】〝美のミネラル〞に脚光、市場規模150億円に」