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気になる妊娠線と
ケイ素の関係とは
妊娠・出産は、女性にとって人生の中で最も重要な大仕事のひとつです。胎児が約10か月間、母親のお腹の中で育って生まれてくることは、とても神秘的なことだと言えます。
しかし、妊娠するとつわりが始まったり、味覚や体質が変わったりと、女性の身体にはさまざまな変化が起こるものです。そうした変化の中で生じる悩みのひとつが、「妊娠線はどうしたら予防できるのか」ということではないでしょうか。
妊娠線はなぜできるのか?
皮膚の一番外にあり、普段私たちの目に見えている部分は「表皮」と呼ばれます。その下には、表皮を支える「真皮」と呼ばれる層があります。表皮は比較的柔らかく伸びやすくなっていますが、表皮の下にある真皮は伸縮性があまりありません。
妊娠してお腹がだんだん大きくなってくると、お腹の皮膚が急激に伸びることになります。表皮はこの伸びになんとか耐えられるものの、真皮のほうは皮膚が伸びる速度に追いつけずに断裂し、いくつもの赤紫色の線ができてしまいます。これが「妊娠線」と言われるものです。この妊娠線は、出産後に多少薄くはなるものの、完全には消えないだろうと言われています。
妊娠線対策のクリームにはケイ素が入っている
近年、妊娠線予防のための様々なクリームやオイルが市販されていますが、その製品の中には「シラノール」という成分が含まれているものが多くあります。このシラノールは、実はケイ素からできているものです。
シラノールは、ヒアルロン酸の2倍も保湿力があり、お肌に何らかの変化が起こっても、肌環境を整えてお肌の状態を正常に保とうとするはたらきがあります。シラノール入りのクリームやオイルを皮膚に塗ると、ケイ素の成分がお肌に浸透して柔軟性や弾力性を高め、シワやたるみのケアに効果的であると言われています。
シラノールを含む妊娠線ケア用品がヨーロッパでも使われている
そのため、シラノールは妊娠線が予防できる可能性があるものとしてヨーロッパでも注目され、妊娠線予防のためのスキンケア製品に使用されています。日本でも、これにならって、シラノールが妊娠線予防のクリームやオイルに保湿成分として多く取り入れられるようになりました。
多くの妊産婦を悩ませる妊娠線は、いくら念入りにケアをしても完全に防ぐことは難しいかもしれません。しかし、シラノールを含む製品で毎日ケアをすれば、ケイ素のはたらきで妊娠線が予防できる可能性もあります。現在妊娠されている方、これから妊娠・出産を考えている方は、シラノール入りの製品を使ったスキンケアを試してみてはいかがでしょうか。