News

ニュース

内臓脂肪とはどういうもの?
インナーマッスルを鍛えよう

「内臓脂肪がつきすぎて、健康に悪い」と心配する人は多いと思います。内臓脂肪がつきすぎると、メタボリックシンドロームのリスクが高まり、何かと不安ですよね。今回は、内臓脂肪とはどういうものか、そして皮下脂肪との違いは何かなどについて説明します。

内臓脂肪と皮下脂肪
身体には脂肪が蓄えられています。主に体脂肪は「脂肪細胞」に貯蔵され、人が生きるためのエネルギー源となり、体温を保ったり、女性の妊娠出産時の助けとなったり、重要な役目を果たしています。

体脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪に大別されます。

皮下脂肪:皮膚組織に蓄えられる脂肪で、皮膚の下(筋肉の外)につきます。お腹やお尻、太ももなどにつきやすく、外見的に美を損ねるため気にする女性が多くいます。
皮下脂肪は、ゆっくり時間をかけてつくので、一度つくとなかなか落ちにくい特徴があります。
内臓脂肪:腹部の臓器の周りにつく脂肪です。短時間で蓄積されるため、比較的落ちやすいとされています。体型全体はやせているのに、お腹だけぽっこり出ている中年の方がいますが、それこそ内臓脂肪です。
皮下脂肪も内臓脂肪もどちらも減らしたいものですが、特に、内臓脂肪がつきすぎると生活習慣病につながることがあります。血圧があがり中性脂肪や血糖値に異常がみられるようになっても、放置すると、糖尿病や高脂血症などを引き起こすこともあるので注意。動脈硬化になれば、それが原因で、脳卒中や糖尿病、心疾患などの重篤な病気にもつながります。

内臓脂肪を減らすためには

内臓脂肪を減らすためには、まずは、適度な運動と食生活の見直しが大切です。運動といっても、スイミングやジョギングなど、きついトレーニングをする必要はなく、いつもエスカレーターやエレベーターを使っているところを、階段で上り下りするようにしたり、一駅前で降りて歩いたり、無理のない範囲内で運動量を増やすだけでも効果があります。
もちろん、バランスのとれた食事も大切です。食べ過ぎ飲み過ぎに注意することが大前提ですが、ビタミンやミネラルが豊富な野菜を多く摂る努力も必要です。ビタミンやミネラルは炭水化物や脂質の代謝を促す働きがあるため、ダイエット中の方は意識してとるようにしましょう。
インナーマッスルを鍛えましょう
内臓脂肪にはインナーマッスルも影響しています。インナーマッスルを鍛えることで、基礎代謝があがり、太りにくく痩せやすい身体に近づけるのです。
インナーマッスルを効果的に鍛えるためには、有酸素運動です。体幹を鍛えるピラティスや呼吸を利用したヨガ、エアロビクス、ウォーキング、水泳などがおすすめですが、仕事や家事で忙しい人は、運動の時間をつくるのが難しいでしょう。そんな方のために、最近では、装着して電気を流すことでインナーマッスルを自動的に鍛えるEMSというマシンが話題になっています。
運動する時間がない方や体力に自信のない方は取り入れてみてもいいかもしれませんね。