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デトックスとケイ素

デトックスできれいに!とケイ素との関係は?

最近、デトックスが一大ブームとなっています。リンパの流れをよくするヨガ・マッサージや、汗をかいて老廃物を輩出するための岩盤浴・サウナ、便通を良くするための腸活など、巷にあふれるデトックス法をあげるとキリがありません。また、酵素ドリンクやスムージーも、デトックスを促進するためのアイテムとして人気となっています。

今回は、そんな人気を博しているデトックスとケイ素の関係についてお伝えします。

本来、ヒトにはデトックスの機能が備わっているはずだが…

もともと、ヒトの身体には、何か毒素が入ってきても尿や便、汗とともにそれを排出する代謝機能が備わっています。しかし、慢性的なストレスや運動不足などにより基礎代謝が低下して、本来身体に備わっているはずのデトックス機能も低下しつつあります。

さらに、私たちの身の回りに身体にとって毒になるようなものであふれているのも、デトックスの必要性が叫ばれるひとつの要因になっているのです。

体内に取り込んだ有害物質が身体の不調を招く原因に

水道水には塩素やトリハロメタンなどの有害物質が含まれていますし、空気中には窒素酸化物や硫黄酸化物を含む排気ガスが漂っています。また、加工食品に含まれる食品添加物、野菜や果物の中に含まれるヒ素や水銀といった重金属の摂取のしすぎも心配です。そういった数々の有害物質を私たちは知らず知らずのうちに体内に取り込んでいます。

重金属などの有害物質が体内に入ると、頭痛や不眠をはじめ、倦怠感、イライラ、肌荒れ、免疫力低下など身体の不調を招くことにつながります。そのため、これらの物質を一刻も早く体外へ排出しなければならないのです。

ケイ素がデトックスをサポート

ケイ素は、そんな有害物質を体外へ排出するのをサポートする役割を担っています。重金属はプラスに帯電していて、マイナスに帯電しているケイ素が磁石のようにこれらの物質を引き付けて、ケイ素自身と一緒に体外へ排出するのです。

また、便や尿、汗もプラスに帯電しているので、ケイ素がこれらの排泄を促す効果もあると考えられています。

放射性物質とケイ素の関係についても研究が進む

2011年に起きた東日本大震災で、原子力発電所の事故により放射性物質が大気中に放出され、広範囲で放射性物質による土壌汚染が起きました。それに伴い、放射性物質を体内に取り込むことで起こる体内被曝についても大きく問題になっています。

放射性物質であるヨウ素やセシウムの除染には、ゼオライトと呼ばれる物質が使われていますが、ゼオライトの約90%はケイ素でできています。つまり、ケイ素が放射性物質を強く吸着させる力があるのです。

そのため、「ケイ素が体内の放射性物質をも排出するはたらきがあるのでは」という仮説のもと、関係省庁と大学などの研究機関で放射性物質とケイ素の関係について研究が進められています。

現代は、病院に行くほどではないものの、原因不明のプチ不調で悩む人も多いと言います。そんなときはケイ素を取り入れてみてはいかがでしょうか。ケイ素で身体の代謝をスムーズにして、不調知らずの身体を目指したいものですね。