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リンスとコンディショナーの違い
ケイ素スプレーも効果的!

リンスとコンディショナーってどう違うの?
普段何気なく使っているリンスやコンディショナー。この二つに違いはあるのでしょうか。メーカーによって呼び名は変わるものの、明確な定義はありません。どちらも髪の表面を油分やシリコンでコーティングし、なめらかさやツヤを与えることを目的としています。

シャンプーには髪や頭皮の汚れを落とす効果がありますが、同時に必要な皮脂まで洗い流してしまうことも。皮脂には頭皮を守る働きもあるので、髪に油分のコートがない状態では、紫外線や熱、摩擦などによるダメージを受けやすくなります。

シャンプー後に洗い流した油分を補うのが、リンスやコンディショナーの役割です。髪の表面に保護膜を形成することで、指通りを良くし、静電気を防いでまとまりやすく仕上げます。

リンス(rinse)には英語で「ゆすぐ、すすぐ」という意味があります。髪はもともと弱酸性です。かつてはアルカリ性の強い石鹸シャンプーが主流だったため、使用すると髪のキューティクルが開いて弱アルカリ性に傾き、きしみやごわつきが出るのが難点でした。

そこで、シャンプーによって髪に付着したアルカリを除去し、パサパサ感を解消するために生まれたのが、酸性の中和液であるリンスです。

しかし、最近では技術の進化によって、リンスを必要としないシャンプーが主流になりました。昔の名残で「リンス」と名づけられている製品も、コンディショナー(conditioner:「調子を整える」の意味)であることがほとんどです。

リンスやコンディショナーは髪の表面にはアプローチしますが、内部を補修する力はありません。髪を内側から整えたいのであれば、トリートメントを使用することをおすすめします。

リンス・コンディショナーの正しい使い方
どんなに優れたリンスやコンディショナーを使っていても、使い方が間違っていれば十分な効果を得ることはできません。正しいケアを身につけて、美しい髪を手に入れましょう。

シャンプーを洗い流した後、軽く水気をふきとってから、リンスもしくはコンディショナーをつけていきます。まず毛先からつけて、少しずつ全体に伸ばしていきましょう。

一度にたっぷり使用するよりも、数回に分けて塗布するのがおすすめです。特に、短い髪やオイリーヘアの場合は、つけすぎるとベタつきの原因になります。

リンス(コンディショナー)をつけるときは、できるだけ頭皮に付着しないよう注意してください。頭皮にべったり塗りこんでしまうと、せっかくシャンプーできれいになった毛穴が再び油分でふさがれることになり、かゆみやフケなどのトラブルを招きます。

また、リンス(コンディショナー)には髪の内側に働きかける作用はないので、長時間つけ置いても意味がありません。むしろ、毛穴の詰まりを引き起こす恐れがあるので、全体になじんだらすぐに洗い流しましょう。

皮脂に油分が残らないように、地肌にシャワーを当ててしっかりと洗い落としていきます。ぬるぬる感がなくなり、なめらかな感触になったらOKです。

リンス(コンディショナー)とトリートメントを併用する際には、「シャンプー→トリートメント→リンス」の順番で使用しましょう。先にリンスで髪の表面をコーティングしてしまうと、トリートメント成分が内部まで浸透しにくくなります。

ただし、メーカーによって、製品の成分や使う順番が異なる場合があります。「使用上の注意」をよく読んでから適切なヘアケアを行ってください。

ケイ素をシャンプーやリンスに混ぜる
美しい髪のために、シャンプーやリンス、コンディショナーに気をつかう女性は多くいますが、ケイ素は髪にもいいことから、ケイ素入りのヘアケア商品も聞かれるようになりました。
水溶性のケイ素はサプリメントとしても使われますが、実は、スキンケアやヘアケア用品に混ぜて、直接肌や髪につけてもいいのです。美しい髪のためには、栄養素が十分に髪に行きわたる必要がありますが、頭皮の毛細血管が脆ければ、それがかないません。ケイ素をしっかり補って、血管をじょうぶにすることは、健やかな髪のためにも大切なのです。ケイ素スプレーは自宅でも作ることができます。次のコラムでも作り方を紹介していますので、ぜひチャレンジしてみてください!