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美容と健康で話題の
ケイ素と水素水の違いとは?

最近、テレビや雑誌で「水素」にまつわる特集を頻繁にみかけます。スーパーマーケットに出かけても、水素水や水素のサプリメント、水素成分が配合されたマスクまで売っていることに気づくでしょう。水素が人気の理由はその美容やアンチエイジング等、健康への効果にあります。

水素の効果とは?
水素が体に良いとされる大きな理由の一つが、「活性酸素」を減らすというものです。活性酸素は常に体の中で生成されているものです。酸化力が強いので殺菌作用があり、体内に入り込んだ菌を駆除してくれる、とても大切な働きを持っています。また、活性酸素には酵素の働きを促す働きもあるので、本来、私たちの体には必要なものです。

ただし、活性酸素が強すぎると、細胞にダメージを与えてしまいます。
活性酸素には、スーパーオキシドアニオンラジカル、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類があるのですが、その中でも悪玉のヒドロキシルラジカルは老化や体の不調を引き起こすと言われています。

素晴らしいことに、わたしたちの体内にはヒドロキシルラジカルを浄化する仕組みが備わっていますから、少量ならば無毒化できます。しかし喫煙や紫外線、放射線、精神的・身体的ストレス等のショックを受けることで生成量は増加してしまうため、浄化能力だけでは処理しきれなくなってしまいます。

特に現代社会では、ストレスや生活習慣の変化から悪玉活性酸素が生成されやすいですし、加齢と共に自浄力が衰え、徐々にヒドロキシルラジカルに対抗できなくなってしまうのです。

水素の抗酸化作用とは
そこで有用なのが水素です。水素の持つ抗酸化作用によりヒドロキシルラジカルを無毒化できることが分かっています。水素以外にも悪玉活性酸素を除去する物質は存在しますが、副作用を伴う難点があります。その点、水素は副作用が確認されておらず、厚生労働所も水素を食品添加物として認めており、医療界でも現在積極的に研究が進められています。

ケイ素とは
水素に似た成分に「ケイ素」があります。認知度はまだ低いですが海外セレブやモデルが愛用していることから、サプリやケイ素水(シリカ水)として販売され
近年にわかにブームになっているので、ご存知の方も多いでしょう。ケイ素は藻類が長い歳月をかけて積み重なり化石化したものです。

ケイ素は水素と同じく活性酸素を減らす作用をもっています。水素と違うところは、ケイ素がヒトの身体の組織そのものを構成している点にあるでしょう。ケイ素は身体の中の至るところに存在しているのです。
ケイ素は水素と同じく安全性が認められていて、ヨーロッパや北米ではかなりの認知度があり、特にドイツでは50年以上前からケイ素のサプリメントが愛飲されています。しかし、そんなケイ素も、自分の体内で生成することはできません。

水素とケイ素の違いをまとめよう
水素とケイ素の違いをまとめると、いずれも美容や健康に役立つものであること、水素は主に抗酸化作用による効果を期待できるものであるのに対し、ケイ素は抗酸化作用に加えて体の組織そのもの構成することができるというものでしょう。
水素とケイ素はとても似ているようですね。

水素とケイ素の両方を摂取できればベストですが、水素はケイ素より比較的安価です。なので、まずは水素を生活に取り入れてみるのもいいですね。
ただ、ケイ素にはケイ素の素晴らしさがあります。ケイ素水そのものは、水素水ほど一般的ではないので、スーパーですぐ見つかるものではありませんが、濃縮液などを購入して、自宅でケイ素水を作ってみるのもいいでしょう。