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煮物にケイ素を使うと
煮崩れが防げる!

煮物を作るとき、多くの人が経験するのが「煮崩れ」です。「煮崩れ」を防ぐために面取りをしたり、落し蓋をしたりするのは、結構手間になってしまいます。そんな時にも実はケイ素が役にたつことをご存知でしたか?ほんの少し、水溶性のケイ素を加えるだけで、煮崩れを解決できてしまうのです。ここでは、その効果と応用について紹介します。

なぜ、水溶性ケイ素を加えると煮崩れしないのかというと、素材の食物繊維であるペクチンとケイ素のミネラル分が結合し、崩れにくくなるからです。そのおかげで、水溶性ケイ素を加えるだけで、水分を含んでも崩れることなくほっくりと仕上がります。

しかし、「ケイ素を加えて、味はまずくならないの?」と心配する人もいるかもしれません。水溶性ケイ素はミネラルですが、このミネラル分が素材の持つ甘みを引き出してくれ、むしろおいしくなると言われています。特に、ダイコン、ゴボウ、タケノコ、ゼンマイ、タマネギ等に使用すると、滋味のある風味が楽しめます。また、おでんの下茹でに水溶性ケイ素を利用すると、短時間の煮込み時間で味が染み込むようになり、煮崩れもしません。

お肉の煮込み料理をするときも、同様で、水溶性のケイ素を入れるとやはり煮崩れせず、より一層美味しくしてくれます。お肉を柔らかく煮込みたいときに嬉しいですね。

ただ、水溶性のケイ素を入れることでアクが多く出てしまうことがあります。それは、ケイ素に含まれるミネラルがお肉に含まれているアクを浮き上がらせてくれるためなので、安心してください。アクがしっかり出てて、丁寧にそれをすくってとれば、お肉は臭みのない、いい味になります。

ケイ素はもともと私たち人間や植物に含まれています。そのため、料理の際に加えたからといって害になったり、味がおかしくなったりしないのです。むしろ効果的に働いてくれ、よりおいしくなります。毎日の料理に使わなくても、大切な人に食べさせたい特別な日の料理や、料理のうまさをアピールしたいホームパーティーのごちそうを作る際に、使ってみるのはいかがでしょうか?