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口臭の原因は「舌」にもある?
ケイ素を使った口腔ケアとは

ふと、人の口臭が気になったことはありませんか?
人間関係を壊したくない、あるいは相手を傷つけたくないために、口臭を指摘しにくい側面もあります。

一方、人の口臭は気になるのに、自分の口臭は自覚しにくいもの。会話している相手が嫌な顔をすることで、自分に口臭があることに気付いたときはショックですね。

口臭は周囲に迷惑をかけてしまうものなので、できるだけ早く対策を打つ必要があります。
まずは口臭の原因をつきとめ、適切なケアをすることが大切です。

口臭には2つの種類がある

口臭には生理的口臭と病的口臭の2種類があります。

モーニングブレスといって、朝起きたとき、口臭がすることがあります。また、緊張したり、空腹になったりすると口から臭いを感じる人もいるでしょう。それらを生理的口臭と呼んでいます。
一方、病的口臭は歯周病や耳鼻咽喉関係の疾患などが原因となって発生する臭いのことです。病的口臭の場合は専門的な治療が必要になる場合がありますが、生理的口臭の場合は、適切な口腔ケアによって、改善できることが多いです。

口臭の原因とは

口臭の原因は様々で、一概にこれと決めにくいものですが、ほとんどの場合、口腔内に何らかの問題があるからだと考えられます。

では、どんな原因があるのか見ていきましょう。

◆歯石

歯に付着するプラーク(歯石)が唾液内に含まれるカルシウムやリンと結合すると、徐々にかたまって歯石になります。
歯の汚れや歯垢は歯ブラシでこすることによって除去できますが、歯と歯茎の間の歯周ポケットの奥にできてしまった歯石は、普段の歯磨き程度で取ることができません。

表面がでこぼこしている歯石には、歯垢がつきやすくなります。歯垢は細菌の塊なので、それが溜まることで臭いが発生するようになります。また、歯石を放置していると、歯周ポケットはますます深くなり、歯周病につながる原因になります。

そのため、定期的に歯科クリニックで歯石を除去してもらうことをおすすめします。

◆歯周病

歯周病と口臭には大きな関係があります。歯周病になると歯と歯茎の間の歯周ポケットと呼ばれる溝が深くなってきます。歯周ポケットに歯垢や歯周病菌や食べ物のカス、汚れがつまると、そこから臭いが発生してしまうのです。

さらに、歯周病が進み、歯周病菌が代謝の過程で硫化水素やメルチルカプランというガスを発生すると、強い口臭となります。

歯周病が悪化するとさらに口臭がひどくなるため、早めの対策が求められます。

◆舌苔

実をいうと、舌も口臭の大きな原因のひとつです。
舌が白く見えることはないですか?それは舌苔といって、食べ物のカスや口腔内の粘膜が剥がれ落ちて舌に堆積したものなのです。

舌苔は細菌の塊なので、放置すると口臭に原因になるため、舌専用のブラシなどで軽くこすったり、ジェルでふき取るなどしてケアをする必要があります。

つい、歯の掃除だけに目が行きがちですが、舌のケアは口臭予防のためにも大切です。忘れないようにケアしましょう。

口臭の予防にケイ素の力も

ケイ素には殺菌力は認められていないものの、細菌の増殖を抑制する静菌作用があることで知られています。
そのため、口臭ケアにも役立つ可能性があるのです。
ケイ素を使った口腔ケアは簡単で、水溶性のケイ素を歯磨き粉にまぜて、いつもと同じように歯磨きしたり、水に数滴、水溶性ケイ素を入れてうがいをしてみたりすることで、口腔内を清潔に保つことができるようになります。ケイ素は口臭対策としても期待できるのです。