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ケイ素(シリカ)
を豊富に含む食品とは
美容や健康にとてもいいとされ、話題のケイ素(シリカ)。数年前の日本ではあまり知られていませんでしたが、最近では、海外の女優やモデルをはじめ、美容インフルエンサーも使っていることから、気になる方も増えているのではないでしょうか?
インターネットで検索すれば、ケイ素入りのスキンケアやサプリメントも簡単に見つかるので、すでに利用している方もいるかもしれませんね。
ケイ素は、もともと、地球のいたるところに存在する元素です。そのため、日常の食事からも摂取できます。そこで、今回は、どのような食品を選んだらケイ素を効率よくとれるのかをご紹介します。
ケイ素は酸素の次に多い
ケイ素は地球の地殻や鉱物の中に、多く存在します。地殻を構成する最も多い元素は酸素。そして、2番目に多いのがケイ素(シリカ)で、実に地殻の28%も占めています。そのため、地殻の上で育つ農作物は土の中の栄養素と一緒にケイ素も吸収しており、それを食する私たちは、自然とケイ素を取り入れることができます。
ケイ素は年齢がかさむにつれて、徐々に減少していくものですが、人の体内でつくることができないため、外から補わなくてはなりません。人が生きていくために、1日に摂取したいシリカの量は1日、約9㎎と言われています。しかし、それ以上に毎日生きていく中で、多いときでは40mg程度ものケイ素が消耗されてもいるとされています。私たちは、ケイ素を補うために、効率的に食事やサプリメントから摂取することが必要です。
ケイ素は穀類に多く含まれる
では、ケイ素を多く含む食材にはどのようなものがあるのでしょうか。
ケイ素を含む食材は多くありますが、中でも穀類には、野菜や果物、肉、魚類と比較してもずば抜けて量が多いため、積極的に取り入れたいものです。
穀類の中で特におすすめなのが、「からす麦(オーツ麦)」です。からす麦と聞くと、日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、欧米で朝に食べるオートミールのようなものに使われているものです。からす麦には、100g中600㎎ものケイ素が含まれており、その数字は、その他の食材の中でも突出しています。
ほかにも、キビや大麦にもからす麦にはおよびませんが、それなりに多く含まれていますが、日本人の主食である白米には0.5mgと、けっして多いとはいえません。
ケイ素はジャガイモや海藻からも
ケイ素は、穀類以外にも野菜からも取り入れることもできます。野菜では、ケイ素が最も多いのがジャガイモで100g中200mg程度。2位の赤カブでは21mg、3位のアスパラガスで18mgですから、ケイ素についてはジャガイモが優秀なことがわかります。
他にも、ハマグリやアサリ、青のりといった海藻や貝類、番茶やほうじ茶、ウーロン茶などのお茶類にもケイ素は一定量含まれていますから、これらの食材をうまく組み合わせて、毎日の食事をこころがけてみるとよいでしょう。
ケイ素は一度に多く摂取しても、日々の生活の中で消耗していくものなので、体内にためておくことができません。そのため、毎日、定期的に補う必要があります。健康、美容のためにも、食事から、またサプリメントなどから効率よくケイ素を取り入れることをおすすめします。