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ストレスが仕事にも
悪影響をおよぼす。
自分のストレスを測ろう
ストレスによって、うつ病のような精神的な病や肉体的な疾患につながることがあります。特に、近年では、職場におけるストレスによって、仕事へのパフォーマンスが低下し、それがさらにストレスになるという、悪循環に追い散っている人が増えています。
仕事でのストレッサーとは
仕事の量が多すぎてコントロールが効かない、能力に見合わない仕事を強いられている、仕事を助けてくれる人がいない、パワハラやセクハラのようなハラスメントに苦しんでいる…。
職場でのストレスの原因は多岐にわたります。
職場という閉ざされた空間では、ストレスを避けにくいもの。自分なりのストレス発散方法を見つけることが大切ですが、それだけではおさまらないこともあるでしょう。
そういったときは、上司や産業医に相談するなど、他の人に支援を求めることも必要になります。なぜ、ストレスをかかえてしまっているのか、当事者は意外と気づいていないことがあります。人に相談することで、何が自分にとってストレッサーになっているのかが明確になり、どのようにケアするのがよいのか、客観的に考えられる効果があります。
労働者は、自分がストレスをかかえていることを会社に知られたくない場合があります。会社に知られることで、今のポジションを変えられたり、異動されたりするのではと不安になるのです。
ストレスチェック制度
そういったこともあり、会社でのストレスチェックが重要になります。
ストレスチェックは、2015年12月からはじまった制度で、従業員が50人以上の事業所で義務化されています。アルバイトやパートを含む従業員の質問票の回答から、ストレスに状況を分析し、必要な人に会社や医師の支援を求められる環境や機会を提供するというものです。
実際、自分がどの程度ストレスを抱えているのかは、わかりにくいものですし、周囲も気づかずいつの間にか、追い詰められてしまうことはよくあるものです。本当は、非常に大きなストレスがかかっているにも関わらず、「それほどでもない」と考えて放置してしまえば、腹痛や頭痛、胃の不快感、吐き気といった症状が出る人もいますし、もっと進めば、身体的な疾患につながるリスクもあります。
ストレスを計測する医療機器もある
そういった事態を避けるためにも、定期的に、ストレスについてチェックすることが大切になってきます。おもしろいことに、血管の状態を見ることでストレスをチェックする検査ができる医療機器があります。心拍間異変分析(HRV)によって自律神経のバランスや、抹消血液循環分析(APG)によって血管老化度を測定するというものです。実際、HRVやAPGのパターンはストレスと大きく関りがあるとされ、研究が進んでいます。
ここでは、この機器の詳細は控えますが、何らかの方法で自分のストレス度合いを測ることは、健康を守るためにも、大切なのです。