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ケイ素と質のよい睡眠がつくれるの?
睡眠のメカニズムとは

子供の頃はよく眠れたのに、大人になってからどうもよく眠れなくなった…と思っている方は多いかもしれません。睡眠不足は体調や肌に影響を与えるので、できればぐっすりと質のよい睡眠をとりたいものですよね。実はケイ素は睡眠にもかかわりがあります。今回は、ケイ素と質のよい睡眠についてお伝えしたいと思います。

成長ホルモンが分泌するシンデレラタイム

「シンデレラタイム」と呼ばれる時間帯をご存知でしょうか?もしかすると女性はこの言葉を時々聞いたことがあるかもしれません。シンデレラタイムとは、午後10時から午前2時までの4時間のことを指し、成長ホルモンが多く分泌されるのがこのシンデレラタイムだと言われています。本当かそうでないのかは別として、これを信じて、この時間帯だけはきちんと寝ている女性は実際います。どちらにせよ、成長ホルモンが多く分泌されるのは睡眠中。日中に受けた肌のダメージを修復するのも、やはり夜ということになります。そう考えると、大切なのは睡眠の質ということになりますね。

松果体はケイ素が主成分

ケイ素は睡眠にも影響していると考えられる理由は、松果体にあります。脳内の松果体の多くはケイ素で作られているからです。松果体とは、ちょうど脳の中央あたりに位置し、メラトニンというホルモンを分泌することで知られています。
メラトニンは入眠作用があり、1日24時間のリズムを維持する、いわば体内時計のような働きをしています。メラトニンは暗くなると分泌され、光によって抑えられます。暗くなるとなんとなく眠たくなるのは、このメラトニンの作用と言えるでしょう。

レム睡眠とノンレム睡眠

ご存知の方も多いかもしれませんが、睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。

レム睡眠:
身体を休めるための睡眠。
ノンレム睡眠:
大脳を休める深い睡眠。成長ホルモンの分泌が促される。

入眠してすぐの時間は深いノンレム睡眠で、30分後くらいから最も深い睡眠に入ります。そこから少しずつ60分くらいの時間をかけてレム睡眠に移行していき、その後はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返します。
睡眠をつかさどるメラトニンは光によって抑制されます。もし、深夜までスマホやパソコンを見ていると、光でメラトニンが分泌されなくなってしまい、質のよい睡眠がとれにくくなってしますのです。

面白いことに、レム睡眠とノンレム睡眠があるのは鳥類や哺乳類など。草食動物、魚、両生類などはレム睡眠だけしかないそうです。鳥類は脳の右左を交互に休める半球半眠を行うことが知られていますが、いずれにせよ人のように長時間眠る動物は少ないでしょう。草食動物が人間のように深く眠ってしまったら、肉食動物に寝ている間に襲われてしまい、絶滅の危機になることも考えられますね。睡眠のメカニズムは摂理にかなうように、自然に調節されているのでしょう。人間は大脳が発達しているので、大脳を休ませるための睡眠を十分にとる必要があり、他の動物よりノンレム睡眠が長いと言えるでしょう。

ケイ素を補い松果体を助ける

ケイ素はメラトニンを分泌する松果体の主成分です。つまり、松果体にケイ素が十分にあれば、メラトニンン分泌が正常に行われやすく、睡眠の質もあがっていくと考えられます。
年をとると、眠りにくくなったと思う方が多いのは、年齢とともにケイ素が失われ、松果体のメラトニン分泌機能も衰えていることが考えらえます。良質な睡眠のためにもケイ素は重要ということです。

いかがでしたか?
質のよい睡眠によって、ストレスが軽減され、新陳代謝が活発になって心身ともに健康が促されるのはもちろん、さらに美しい肌もサポートします。皮膚の代謝が盛んになることで、肌がきれいになるのですね。自分に適した睡眠のメカニズムを知り、ケイ素が多く含まれる食品やサプリメントを摂るなどして、眠りを整えていきましょう。