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ケイ素と肩こりの関係

パソコンやスマートフォンなどが普及した現代では、肩こりに悩まされる人が増えています。平成25年度の厚生労働省の調査によると、肩こりの自覚症状がある人はおよそ1200万人にものぼり、症状別自覚症状のある者の順位は男性で2位、女性で1位となっています。(※1)

肩こりはなぜ起きる?

そんな「現代の国民病」ともいえる肩こりは、なぜ生じるのでしょうか。

肩こりは、長時間無理な姿勢を取っていたり、姿勢が悪いと起こりやすくなります。また、生活習慣やストレス、運動不足、老化なども肩こりの原因になると言われています。肩こりの原因はひとつではないため、その人その人に合った方法で改善を目指すことが必要です。

肩こりがひどくなってくると、頸部全体の筋肉が硬直してしまって目の奥の痛みや肩から手にかけてしびれが起こることもあります。なるべく早い段階で原因を突き止め、早めに肩こりを解消するようにしましょう。

肩こりの直接的な原因は血行不良

肩こりの原因はさまざまありますが、直接的な原因は血行不良です。長時間同じ姿勢をとっているなどで血のめぐりが悪くなると、筋肉がこわばってしまい、これが肩こりとなってあらわれます。そのため、肩こりを改善するには血行を良くすることがまず必要です。

全身の血管の99%は毛細血管で構成されていますが、この毛細血管は非常に細く、デリケート。そこに私たちが飲んだり食べたりしたものの栄養分が吸収されていくわけですが、栄養分を吸収すると同時にコレステロールなども毛細血管に取り込みます。すると、血中の活性酸素のはたらきによってこのコレステロールが酸化し、いわゆる「ドロドロ血」になってしまいます。それが原因で血液の流れが滞りやすくなるのです。

また、体内で活性酸素が増えると、血管自体も酸化して弾力がなくなったり傷つきやすくなったりします。これも血流を妨げる要因です。

ケイ素と血のめぐり

ケイ素は血管の内皮細胞を構成している物質であり、ボロボロに傷ついた血管の壁を修復して強くしなやかな血管をつくるはたらきがあります。また、ケイ素の抗酸化作用によって、酸化したドロドロ血をアルカリ化し、血液をサラサラにする効果も期待できます。

年齢とともに体内のケイ素は減少していき、さらに体内で再生は難しい成分ですから、ぜひ外から積極的に補って、血管を強くしたいものです。このようなケイ素のはたらきによって血管が正常に戻れば、血流も改善されます。そうすれば、血中での栄養物の運搬や老廃物の排出がスムーズになり、肩こりもいい影響があるでしょう。

肩こりはさまざまな要因がからみあって起こるものです。長時間同じ姿勢でいるときは時々姿勢を変えたり、軽い運動を取り入れるなどして、身体を動かすようにしましょう。また、適度にストレスを発散することも大切です。

※1:厚生労働省「平成 25年国民生活基礎調査」pp.29-31