夕方になると足がむくんで痛くなったり、靴がきつく感じることがあります。
足は心臓から遠いため、血液がうまく流れにくく、老廃物や水分が蓄積されやすい部分なのです。男性と比較すると、女性は筋肉量が少ないため、代謝が悪く冷えやすいこともあって、足のむくみに悩む人は少なくありません。

■足のむくみには足浴が効果的

足のむくみを楽にするためには、しっかりと温めることが大切です。むくんだ足をさわってみると、ひんやり冷たくなっていませんか？足の冷えは代謝が落ちている証拠です。代謝をあげるためには、足をしっかりと温めてあげることが大切です。そのための効果的な方法のひとつが、これから説明する足浴です。

足浴の方法は簡単です。大き目のたらいかバケツに43度くらいのお湯を入れ、ふくらはぎの真ん中くらいまでつかるように両足を入れます。お湯はすぐに冷えてしまうので、最初は少し熱いな！と感じる程度がちょうどよいと思います。

好みでお湯に好きな香りのアロマオイルを入れてみてもよいでしょう。ラベンダーやイランイラン、オレンジの香りなどは、特にリラックス効果が高いので、足浴におすすめです。

■ケイ素をお湯に入れて臭いもスッキリ

足浴のときに、お湯の中にケイ素を入れてみるのもよいでしょう。ケイ素は、足の臭いをすっきりとリフレッシュしてくれるので、気分もすっきりさっぱりします。

足浴は10分から20分程度行えば十分です。次第に身体がじょじょにポカポカと温まってくるので、時間をみて足をお湯から出して終了です。

お湯から足を出したら、タオルでよく吹きましょう。それから、ボディクリームなどで肌を整え、足先から上に向かって優しくマッサージすると、血行がよくなり、さらに効果的です。

最後に冷えによく、女性ホルモンを活性化させるとされるツボを押してみましょう。

足の三里：膝の皿の内側　すぐ下のくぼみから指4本分下の位置。
三陰交：足のすねの内側　くるぶしの上指4本分上

■足浴で夜もぐっすり

足浴をすると、身体全体まで温まるのでリラックスできますし、足全体の血行がよくなります。老廃物がたまりむくんでいた足が、流れがよくなってすっきりするのが分かるでしょう。また、足を温めることで、上半身まで温かくなり、身体全体の冷えも緩和されます。身体があたたまることで代謝がよくなり、ダイエット効果もあるので一石二鳥ですね。

また、足があたたまると神経が落ち着きます。そのため、深く眠りやすくなるのもメリットです。

■足浴は簡単な美容法

足浴は、自宅でできる簡単な美容法です。服を着たまま、好きな時間にすぐにはじめることができるのに、効果が高く、さまざまなメリットがあります。

準備を含めても30分もかかりませんし、足浴をしながら本を読むこともでき、忙しい人でも続けやすい美容法と言えるでしょう。
足浴は入浴するより身体の負担が少ないので、多少の風邪のときでも気軽にできるのが嬉しいですね。